『みんなで取った勝利』マルバ、柏を突き放す

2017年8月19日

関東フットサル1部リーグ第10節

東京ドームスポーツセンター東久留米

トルエーラ柏 0-1 malva ibaraki fc

 

トルエーラ柏 Football Future
トルエーラ柏
malvaibarakifc Football Future
malva ibaraki fc

緊張感の張りつめた前半は激しいDF合戦へ

 

今シーズン、柏はわずか1勝の勝点3で9位、マルバは2勝1分の勝点7で8位と思うように勝点が奪えずに苦しんでいる両者の対決。

 

柏のキックオフで前半がスタートするがお互いにスピーディーな展開で下位の2チームの試合とは思えない印象だった。さらにお互いにハイプレスをかけるアグレッシブさで第2PKより先には進ませないというような展開が続いた。

『お互いにそこから先に進むアイディアがなかった。その先に侵入できてもその手数が少なすぎた。』(マルバ・石井)というように前半はゴール前まで侵入してのシュートは少ない展開に。

 

柏は何とか最下位脱出のきっかけを掴もうとアグレッシブに攻守を仕掛けるが空回りとなったのか9分以上を残して5ファールとなってしまう。

それでも前半に13本のシュートを放った柏だったがマルバの39歳の守護神が身体を張ったプレーで防いだ。

 

たった1点の重みが明暗を分ける

 

柏は後半開始から前半以上のアグレッシブさで攻め込んでいくが『後半の頭から相手ペースになることはわかっていた。チームとしてしっかり守れていれば力んでくることもわかっていた。』とマルバのベテランの守護神にはお見通し。

石井はチームメイトへ常に変わる戦況に対して指示を送り続けた。

 

しかし後半7分を過ぎたところで石井の4秒ルールの反則により柏に関節フリーキックのチャンス。このピンチも石井がしっかりと身体に当てて防いだ。

 

 

お互いにゴール前まで侵入する回数も増えてきたが両GKの活躍によりゴールは遠い。

そんな中残り5分を切ったところでマルバ8山崎のゴールで先制する。

 

セットを崩して対抗する。柏はこの日、出番の少なかった4倉持を投入し起爆剤としようとしたがゴール前で狙ったファー詰めも石井がしっかりと防いだ。

 

その後も攻め続けるが万事休す。

1-0でmalva ibaraki fcの勝利!

 

malva 石井 Football Future
ベテランの経験からベンチの控え選手にもピッチ上の選手にも常に的確な指示を送っていた石井。

2部にいる期間が長くてレベルに慣れすぎてしまった。

 

『今日は展開的にもスコア的にも我慢の試合だった。今シーズン初めて0失点で抑えることができたことはGKとして素直に嬉しい。府中時代の13戦未勝利があるからまだ大丈夫って周りからはいじられたけど勝たないといけないことはもちろんね(笑)。

 

後半の頭から相手ペースになることはわかっていた。チームとしてしっかり守れていれば力んでくることもわかっていた。その中でGKにボールを下げて相手を釣り出して数的有利のカウンターを狙っていた。

 

マルバとして攻守にわたって機能していた。ケガから戻ってきた山崎も機能していたのでチームとしてプラス。

 

シュートの数が少ないことはチームとしての残りのシーズンで克服しないといけない課題。チームとしてボールを持てる時間を増やすこと、相手のDFの間に入ったりして自分たちの時間を作ることを徹底していくことができればチームのレベルが上がっていくと思う。

 

マルバが1部にいた頃と比べて関東1部のレベルが上がっている。2部にいる期間が長くてそこのレベルに慣れすぎてしまった。2部はDFの寄せが甘くてもシュートが正面だったりするけどここはそうもいかない。シュートの力もあるし本当にシュートがうまい。あと1m寄せられなければ良いコースに打たれてしまう。そこをいかに寄せることができるかの勝負。

 

今後はまず、GKとして0失点の試合を増やすこと。上位に食い込むためにみんなで取ったこの勝利を流れを変える1勝にしていきたい。』

 

トルエーラ柏 Football Future
第6節カフリンガ戦以外は全て敗戦と厳しい今シーズン。これから巻き返せるか。

記者が感じた妙な空気感とは?

 

第3者の立場から見ていても非常にタフで難しい試合だったと思うが柏は失点後これほどまでに空気が悪くなるのかと思うようなところまで空気感として悪くなったような気がした。

というのも試合開始直後から奇妙な空気感を感じていた。ピッチに入れば熱く戦うがベンチではやたらと冷めた空気が漂っていたからだ。冷静に試合を見て分析しているといえば聞こえが良いが『冷めきった』空気感を感じてしまった。タイムアップの笛が鳴った時にピッチ上にいた田中に対して半田が強めの言葉を投げつけた場面を切り取っても試合中からこの闘争心をベンチからピッチに送っていれば・・・と思ってしまう。あくまでこれらは私の個人的な感想であるが。

 

一方マルバは入れ替え戦の頃と比べて確実にフットサルのレベルを上げている。当時は出浦がフィクソとしてどっしりと構えチームをコントロールしていたがこの試合ではアラに入る機会も多かった。

 

この試合を皮切りに後半戦がスタート。果たして柏は最下位から脱出できるのか?

マルバは名門としての名に恥じぬ反撃を見せるのか?

 

 

 

 

 

Yuta Kawakita