『どんなことでもいい。徹底できるかどうか。』BFC/KOWA群馬高島監督インタビュー

関東フットサルリーグ参入戦

 

2016122

水海道総合体育館

ペスカドーラ町田アスピランチ 4-3 BFC/KOWA群馬

試合後にアスピランチの小川監督と肩を組み健闘を称えあい言葉を交わした。
試合後にアスピランチの小川監督と肩を組み健闘を称えあい言葉を交わした。

 

1回戦の戦いを見ていると出場した全てのチームの中で最も全員が献身的に守備に回り、身体を張っていた印象を受けたBFC/KOWA群馬。難しい戦いになることが予想されたペスカドーラ町田アスピランチとの試合は前半を0-2のビハインドで折り返す。後半に11坂口の連続ゴールと8八高のゴールで一挙に3点を奪い、一時は逆転。しかしアスピランチは逆転された後、わずか10秒後に26服部のゴールで同点。残り3分、10西村に勝ち越しのゴールを許してしまい3-4でタイムアップ。

 

 

 

一方的な前半から一時は逆転した後半。チーム内で何が起きていたのか。

 

BFC/KOWA群馬を率いた高島監督から話を聞いた。

 

 

 

 

『我慢の連続でした』

 

 

―まず、今日の試合を振り返ってください。

 

「まあ・・・、できることは少なかったですけれど。持ち駒としてはね。でもそれを精一杯使い切った結果だと思います。」

 

 

 

―前半始まって8番の八高選手を中心に攻めていました。スカウティングされていたということもあり、セットプレーの際の相手のファーストプレスが近い距離で自由なプレーができませんでした。その状況を打開するためにチームとして工夫したところはどこでしょうか?

 

「そうですね。選手同士が遠くなっちゃってパスの距離を伸ばされて、パスの精度が悪くなってということの繰り返しだったので。まずは我慢して、人の距離を近くするという修正の連続でしたね。そこで点は取られちゃいましたけど我慢の連続でした。」

 

 

 

―自陣のハーフで決定的なミスではないものの細かいミスからシュートまで持ち込まれる場面が多い印象でしたがその点については?

 

「それはやっぱり、選手のクオリティだったり、Fリーグのチームということで日々キツいトレーニングを積んでいて。自分たちも自分たち以上の相手とやっているというところでそういった細かいところに差が出てくるかと思うんですけど。」

 

 

 

―前半を0-2で折り返し、後半立て続けに3点取りました。得点までの10分間も含めて攻め込む時間は多く感じました。ハーフタイムでの修正点としてはどういったことを?

 

「相手の足が止まってきていたのも感じ取れたので、これは前からいって体力勝負というか。自分たちが勝負を仕掛けて勝てるのはそういうところだと思ったのでプレスをかけていってというところでしたね。まあ~、そこまでは思い通りいったんですけどね・・・(苦笑)。」

 

 

 

幾度ものピンチを救っていたGK山田は涙を堪えることができなかった。
幾度ものピンチを救っていたGK山田は涙を堪えることができなかった。

 

 

 

 

結果は残念ですけど僕たちも強くなった』

 

―そのあとすぐに追いつかれてしまい、逆転されてしまいました。

 

「ああいった、瞬間的なというか取った後、取られた後っていうのは点の動く時間帯で。残り時間もわずかな中で、どこまでも冷静にプレーできる判断力と技術というのがFリーグのチームにいる選手との差だったと思いますね。そのちょっとの差がなかなか埋まらないのかもしれないですけど。」

 

 

 

―この参入戦に出てきてるチームというのは技術的なレベルはどこもほとんど変わらないと思います。その中で勝って上に行くチームと勝てずに敗退してしまうチームの差というのはどういったものだと感じますか?

 

「そうですね・・・。どんなことでもいいんですけど、徹底できるかどうかの違いかなと思いました。攻撃のことでもいいし、ディフェンスのことでもいいし。何か徹底して自分たちのこだわりを最後まで貫き通せるっていうのが最後の最後に本当ちょっとしたところで出てくるのかな。」

 

 

 

BFC/KOWA群馬のこだわりというのは?

 

「こだわっているのはカウンター。今までは本当に引いて守るだけだったんですけど、カウンターが自分たちの武器になったから、自信を持てたから今度は前から出て行って勝負しようというところも今回この参入戦でこだわってやったことの一つで。それがあの3点だったと思うので。結果は残念ですけど僕たちも強くなったと思います。」

 

 

 

―今シーズンはどんなシーズンでしたか?

 

「リーグ戦の中でも早い段階で優勝が決まった中で選手権があったり、モチベーションが上がったり下がったり気持ちのコントロールって難しいなと。本当今日のこの試合にどう持っていこうかというところも本当に勉強になった1年かなと思いますね。早く決まったのはいいけどそこからの時間というのも大変だったので。」

 

 

 

 

細かな差・・・

やはりほんの小さな差が大きな差となって勝負の結果を左右することをこのインタビューでも改めて実感した。「ちょっとの差が埋まらない」というところも彼にとっての重要なワードだったに違いない。

 

おそらく、彼らは来年も参入戦の舞台へ戻ってくるだろう。

何故なら、「僕たちも強くなった」と自信を持って言い切れる高島監督のメンタリティは確実にチームに浸透していると感じたからだ。

というのも数年前にインタビューをした際、「ディフェンスにはこだわっている」と話していた成果が花開いた。さらにそこからの成長もしていることを考えれば選手と監督のお互いへのリスペクトの相乗効果でこれ以上の結果を出せるとの予測が立つからである。

 

BFC/KOWA群馬の関東リーグ復帰はそう遠い未来ではないだろう。

 

 

 

 

 

 

Yuta Kawakita